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2026.9.13 スタッフブログ

AI制御のレベルはメーカー間でかなり差がある

定置用蓄電池を充電する方法は大きく分けて2つです。いや、2つしかありません。

1、電力会社の電気を買って貯める

2、太陽光発電システムの余剰電力を貯める

この2つの動作を天候や電力消費に応じて切り替えをする必要があるのですが、それを手動で行うのか、自動で行うのかで蓄電池の使い勝手は大きく変わります。

つまり、定置用蓄電池を導入する場合、いわゆる自動制御(≒AI制御)仕様のものを導入しないと、
ただ蓄電池を導入しただけでは、非常に使い勝手の良くない商品になってしまいます。

なので、最近ではどこのメーカーもAI制御を売りにしています。

しかし、各メーカーや各販売店のホームページを見たり、蓄電池を説明・紹介するYoutubeを見たりすると、簡単に「AI機能」として紹介されてはいるものの、
メーカー別に比較した場合、その機能にはかなり差があります。
「AI機能付き」という単語に騙されないように、よく内容を吟味しないと、とんでもない骨董品を掴まされる危険があります。

AI制御も既に第三世代(ケータイ風に言えば3G)に入っていますが、未だに第一世代(1G)AI機能搭載の蓄電池が主力製品として販売されているので、注意が必要です。

第一世代 単純制御・・・翌日の天気予報が晴か雨かに合わせて制御
第二世代 予測制御・・・その家の消費電力量を予測して制御
第三世代 統合最適制御・・・その家の電気料金メニューやFIT/卒FIT、買取単価も考慮して制御

第一世代の機種は、申し訳ないけど「時代遅れ」と言っていいくらいの内容で、翌日が晴なら夜間に買電して50%充電、翌日が雨なら100%まで買電して充電するそうです。
蓄電池を設置したものの、夜間に買電して貯めることが前提なので、電力消費を減らすことにつながらないのではないでしょうか?
現在販売されている多くのメーカーの定置用蓄電池システムがこの第一世代なのが実態です。

販売店の営業員のセールストーク「AIを搭載していますよ」「AIを使って最適に制御します」に騙されていませんか?

お客様から見たら、ただ「電池」を設置したレベルなので、その満足度は如何ほどでしょうか?
この程度の機能なのに、訪問セールスの営業員は「電気代が基本料金だけになります」とか「電気代が0円になります」とか、平気であり得ない説明をしてきますので注意が必要です。

第二世代の機種は共に卒FITの方向けを前提にしたAI制御で、これから太陽光を設置する人のことは考慮されていないかのようです。
(大半のメーカーがこの「第二世代AI」なので注意が必要です)
FIT中の方は、AI制御は「非推奨」だそうです。
何のためのAIなのでしょうか?

シャープのHEMS制御の場合、第三世代AIが制御しています。

第3世代AIになると、太陽光⇔蓄電池間だけでなく、住設機器との間の連携も出来るので、
蓄電池を設置した後で連携対象機器の範囲や機能を拡張出来ます。

エコキュートの「沸き上げシフト制御」に代表される住設機器の「遠隔制御」、
エアコンの入/切やエコキュートの自動湯張りなど、「遠隔操作」まで出来ます。

ここは声を大にして言いたいのですが、第三世代AIのような内容まで出来て初めて「AI制御付き」と言えるのではないでしょうか?

こうして見ると、第一世代の製品は、もはや「AI付き」と呼ぶのが恥ずかしいくらいの内容です。
第二世代にしても卒FITの物件だけが対象なので、機能が片手落ちで使い勝手が良いようには見えません。

これが当社がシャープをおススメする理由のひとつです。
設置して終わり、ではなく、設置後も拡張性があって「見る」だけでなく「使いこなす」設備になっているのはシャープのみです。

太陽光や蓄電池を紹介するYoutubeを見る限り、この点(AI制御の中身や違い)については全く語られていません。
ほとんどの場合、説明が「AIが搭載されているか否か」だけに終始していて、内容が薄かったり間違っていたりすることが多いので注意が必要です。

「蓄電池」という商品は高価な商品なのと、購入後15年以上の長期間使用する商品です。
第1世代AIや第2世代AIの商品(≒時代遅れ)を10年以上の長期にわたって使用し続けることのストレスは計り知れません。

せっかく導入されるのであれば、第3世代AIが搭載されている、かつ機能を拡張できるシャープ製の蓄電池をおススメします。

用松 俊彦