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2026.4.11 スタッフブログ

JC-STAR認証の取得がDR補助金の必須条件に

今年度実施が予定されている、経済産業省の蓄電池導入補助金「令和7年度補正 家庭用蓄電システム導入支援事業」において、新たに「JC-STAR」認証の取得が対象機種登録の条件となりました。

JC-STAR認証とは、「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」のことで、平たく言うとインターネットに常時接続するIoT機器・設備のインターネット上の脅威に対するその商品のセキュリティレベルを可視化することが目的の制度です。言い換えると、その製品・設備が持つインターネット上の情報セキュリティレベルを消費者がひと目で認識できるようにしたものです。

制度上は★1から★4まで4段階のレベルが提議されていますが、今回の「DR補助金」で求められるのは、IoT製品共通の最低限の脅威に対応するための適合基準である★1(レベル1)の取得です。

「★1(レベル1)」とは、「製品として共通して求められる最低限のセキュリティ要件を定め、それを満たすことをIoT製品ベンダーが自ら宣言するもの」とされており、IoT製品のインターネット上のセキュリティが必要最低限のレベルをクリアしていることを意味しています。

JC-STAR制度のことは、昨年の段階で我々販売店レベルにも制度の存在や取得に関する情報や話題がメーカー筋からも漏れ聞こえていたので、補助金条件に加えてくるであろうことは、ある程度予測出来ていました。

一部ネット上で「これは中国外しではないのか?」とか「国内メーカー優遇のための方便では?」などとコメントされていますが、要求されているレベルは★1でしかないし、昨年から話が出ていたものなので、現時点で★1を取得出来ていないメーカーがかなりあるようですが、それは対応出来ていないメーカーや製品側に問題があるように思えます。

弊社が取り扱うシャープ製蓄電池に関して言えば、蓄電池製品のIoTデバイスである「マルチエネルギーモニター JH-RWL8」と「クラウド連携エネルギーコントローラ JH-RVB1」は、既に2026年3月時点で「JC-STAR★1」を取得していますね。
(注:シャープ製の蓄電池は、「蓄電池」という単体の製品があるのではなく、「蓄電池筐体」や「パワーコンディショナー」「モニター」「クラウドHEMS」など、いろいろな機材の集合体で一つの「蓄電池システム」を構成するので、JC-STAR認証を取得するのは「蓄電池システム」の中の通信デバイス機器「JH-RWL8」「JH-RVB1」が対象となります。適合ラベル取得品リストを参照してください。)

情報の抜き取りだけでなく、(どことは具体的に言いませんが)携帯電話を遠隔操作して爆破したりする事件が実際に起こっているわけで、悪意を持った組織・団体がやろうと思えば蓄電池を爆弾代わりに遠隔操作して爆破することだって物理的には可能なわけです。

現代の製品はネットワーク上で世界中とつながっていますし、インターネット回線を介して九電が太陽光の出力制御を行っているように、遠隔操作まで出来てしまうわけです。

なので、蓄電池システムに情報セキュリティを求めるのは当然と言えば当然だと思います。

このような制度を作るのは理解出来ますし、遅いくらいだと私は思います。

用松 俊彦